「Ｋｅｉｔｈ’ｓ　Ｗｒｉｎｋｌｅｓ」

ザワワの道を抜けると

現れてくる集落。

昔ながらの古民家と

あたらしめの鉄筋コンクリート造の

建物とが混在する街並み。

聞こえてくるのは、

柔らかな風の音と

草と草とが擦れ合う音だけ。

夏になるとそれに

セミのヴォーカルがのっかって、

ビーチボーイズにも負けないほどの

夏サウンドを届けてくれます。

そんなユル～イ風景が広がる

「豊原地区」

今回ご紹介する建物は、

築５０年以上経過した

コンクリートブロック造の古民家。

誤解を恐れずにいうと

「キース・リチャーズ」みたい。

顔に深いシワが幾重にも刻まれた風貌と

ムダなモノが一切削ぎ落とされた

ロックンロールリフ。

現在、オーナー様が、

セカンドハウスとして利用していて、

和室には畳を敷いていません。

台所のスペースは床が外され、

他の部屋よりも高さが4,50センチ程

低い土間になっています。

どうですか？

この武骨さ。

元のキッチンがあった場所には、

にょろんとお茶目な煙突を

縦にのばした窯が鎮座していて、

まるでキースの咥えタバコのよう。

敷地内には別の建物として

農具小屋やお手洗い、

あと家庭菜園が付いています。

そして、この物件。

敷地面積が496坪あり、

冗談みたいな話ですが、

裏山も付いてきます。

裏山は傾斜地となっている為、

建物を建てるコトは難しいですが、

土地をならして、

農業を愉しむコトはできます。

建物については

現状のまま、住むコトは難しく、

リフォームが必要となります。

その為、

ご自身でじっくりとＤＩＹをしたい方、

はたまた

味のある建物を生かして、

おそば屋さんや、

古民家カフェとして

リニューアルするのも

アリかもしれません。

気になる方は、ぜひご覧下さい。